今年のアイチェックに大阪の眼科専門動物病院へ行ってきました。
ビオラ、シャーロット、ティファニーの3頭を診察してもらいました。
3頭とも、問題なしのNORMAL判定でした。
これまで長年眼の検査を受けてきました。1999年産まれのミニョンが1歳になろうかどうかといった時期に受信したのが初めてでした。ミニョンを繁殖するのが希望だった私はそのころから遺伝的疾患について検査が重要だと当時所属していたゴールデンのクラブで学び実践していたのです。ご存知の通り、ミニョンは股関節形成不全だと診断されたので、繁殖はあきらめましたが、その後も目の検査は受けていました。そしてそれ以降は、繁殖を考えている子達は、出産前もそれ以降も、毎年1回受け続けています。
股関節や肘関節の評価をしてもらうために、アメリカの機関OFAへ画像を送ります。その結果は、公開されます。(クリアランスが取れなかった場合は非公開も可能です) 同じように目の検査や心臓の検査等、OFAはデータバンクなので集めて研究に使えるようにしています。ただし、眼の検査結果は、アメリカの認定医でないと登録許可が下りません。日本にはお一人しかその認定を持った獣医師がいません。それなので、毎年大阪の病院まで行くわけです。認定医の先生が開業されたのが6・7年前なので、それ以降は私の犬達もOFAにデータを登録できるようになりました。
毎年、続けていくのは大変ですが、(時間も経費もかかります)大好きなゴールデン・レトリーバーを繁殖するものとしては、検査は当たり前です。アメリカのブリーダーやオーナーたちはもちろん毎年受けています。毎回、考えるのですが、日本でもブリーダー達が当然のように検査を受けてデータを登録してくれる日が来るといいなと…。
一時、股関節や肘関節の検査を受け、OFAへ登録するブリーダーが増えたように思えましたが、JKC登録頭数の割には、検査を受けているゴールデンが少ないのではないかな・・・と最近思います。
もちろん、検査を受けたからと言って、クリアランスを持っている子達同士を交配したからと言って100%問題が起こらないという約束にはなりません。だからと言って、検査をしないで交配をしても何も問題ないという理由にもならないと思うのです。
『シリアスブリーダー』と銘打っているケネルでは、繁殖に使う子は検査しています。子犬を選ぶ際、譲渡を希望される段階で『シリアスブリーダー』から入手されることを考えてほしいです。ただし、『シリアスブリーダー』は頻繁に繁殖はしていません。産み出すことにこだわりを持っていますし、売るために子犬を作るわけではないのです。それだけに、産まれてきたパピーたちのクオリティは必然的に高くなるのです…。そしてそのパピーたちの一生涯を各『シリアスブリーダー』は責任をもつのです。
アイチェックというお題目から話が逸れましたね…悪しからず。
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